ポリス・ストーリー/レジェンド

2013年

中国


原題は「警察故事2013」。


「警察故事」の題を冠しているが、別のポリス・ストーリー作品との関連性は無い。


バーで娘と再会していたベテラン刑事が、事件に巻き込まれる犯罪片。

娘やその他の客が人質にとられる中、刑事は事件解決に孤軍奮闘する。

だがやがて、全ての事実が明らかにされていゆく。


ジャッキー主演作品だが、監督は別。

おなじみのコメディ要素はまったくなく、完全なシリアスドラマになっている。

またジャッキーが短髪の珍しい作品でもある。


あらすじ

仕事一筋に生きてきた刑事ジョン・ウェンは、疎遠となっていた娘に呼ばれバーを尋ねる。

そのバーは工場を改装した店で、鉄格子の中では男たちが決闘を行う異様な雰囲気だった。


ジョンは久しぶりに娘と再会するも、娘はまだ父親のことを恨んでいた。

仕事に追われていた彼は、病死した妻の死に目にすら立ち会えなかったのだ。

さらに娘が紹介してきた恋人が、バーの経営者で年の離れた男ウーだったことにジョンは困惑する。


直後、店内で騒ぎが起こる。

客の1人が刃物を持って騒ぎだしたのだ。

ジョンはすぐさま説得に向かうが、突如背後から何者かに襲われる。

頭を殴られたジョンが、薄れゆく意識の中で見たその相手はウーだった・・・


刑事ジョン・ウェン/ジャッキー・チェン

バーの経営者ウー/リウ・イェ


警官/ユー・ロングァン


ストーリー       ★★★

映像          ★★★

キャスト        ★★★

ジャッキーサスペンス度 ★★★★★


ネタバレ!

目が覚めたジョン刑事は拘束され、部屋に閉じ込められる。

そして店の出入り口はすべて閉じられ、店内にいた客が人質として監禁された。


駆けつけた警察が店を包囲する中で、バーの経営者ウーは冷静にジョンに語り始める。

娘に近づいたのは、ジョンを誘い出す為だったこと。

そして人質をとったウーの要求は、ある囚人をここに連れてくることだった。


その囚人は、5年前にとある薬局で起った人質事件の犯人。

盗みのつもりで店に入ったが見つかってしまい、咄嗟に店にいた客を人質にとった。

通報を受けて駆けつけた警官がジョンだったのだ。


事件は結局、人質にとられた1人の女性が首を切り死んでしまう。

ジョンは容疑者を取り押さえた。


この事件で死んだ女性が、実はウーの妹だったことが分かる。

そしてその事件現場にいた薬局の店主や客たち。

彼らはみな、今日この日ウーの店に来て人質になった客だったことが判明する。

刑事のジョンも含め、店に集まったのはすべてウーの陰謀だったのだ。


ウーの目的はただ一つ。

妹が死んだ事件の真相を知ることだった。


やがてウーの要求とおり囚人が連れて来られる。

そしてジョンの口からすべての真実が語られた。


事件の真相は、人質にとられた妹が自ら望んで首を切ったという。

彼女が薬局に来ていたのは、死ぬつもりで薬を求め来ていたこと。

そして妹は妊娠していたが、それを恋人に打ち明けられず苦にしていたであろうという事が語られる。


この事件が起こったこの日が、ジョンの妻が死んだ日。

彼は妻の死に目に会えなかったことを娘に詫びた。


ウーは絶望し、こうして事件は解決する。

ジョンと娘は和解し、親子の絆は取り戻され静かに映画は終わる。



ジャッキー作品らしからぬ、重厚なサスペンスストーリー。

前年の「ライジング・ドラゴン」でスタントアクションを引退したジャッキーが、次に選んだ作品だけあって観応え充分です。

でもカンフーアクションはしっかりと体を張ってくれています。


もともとジャッキーは、アクションはなしと聞いて出演を決めたらしい。

でも監督がやっぱりアクションを要求したとか。


コメディ路線から脱却したジャッキー作品の中では良作。

正直これ以降のジャッキー作品は、2023年の「ライド・オン」まであまりパッとしないような映画が続きます。

そういった意味でも本作は観ておくのがいいのでワ。

君蔵さんの映画日記

君蔵さんが日々観た映画の感想を思いのままに綴る日記。 高慢と偏見による映画レビューです。 あしからずご了承ください。 また映画のキャストや、俳優のプロフィール等の情報は完全なものではありません。

0コメント