スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー
2026年
アメリカ
「スター・ウォーズ」実写映画シリーズの14作品目。
実写テレビドラマシリーズ「マンダロリアン」の続編となっている。
ドラマシリーズで平穏を取り戻したマンダロリアンことディン・ジャリンと、ベビーヨーダことグローグーが新たな冒険に旅立つ。
「マンダロリアン」を観ていなくとも楽しめるという謳い文句だが、やっぱりドラマシリーズを観ているともっと存分に楽しめる作品です。
そもそもマンダロリアンが何者なのかとか、なぜグローグーと一緒なのかは劇中では説明ないしね。
「マンダロリアン」はエピソード6「ジェダイの帰還」後で、エピソード7「フォースの覚醒」が始まるずっと前のお話。
ドラマシーズン2の最後にはルーク・スカイウォーカーが登場し、これこそスター・ウォーズの正史と当時大反響を呼びました。
スター・ウォーズ好きなら是非観ておくべき作品ですが、ディズニープラスの配信でしか観る機会がないのが残念なところです。
あらすじ
マンダロリアンの賞金稼ぎディン・ジャリンと相棒のグローグーは、新共和国から新たな仕事の依頼を受ける。
それは旧銀河帝国の高官コインを探し出すことだった。
マンダロリアンはコインの情報を持っている、現犯罪王ハット・ツインズの元へ向かう。
ハット・ツインズは情報の見返りとして、故犯罪王ジャバ・ザ・ハットの息子であるロッタ・ザ・ハットを連れてくることを要求する・・・
(ネタバレ!では「マンダロリアン」の解説もします。)
ネタバレ!
マンダロリアンとは?
惑星マンダロアを中心に活動する戦闘民族。
過去シリーズに登場した賞金稼ぎジャンゴ・フェットや、ボバ・フェットもマンダロリアン。
ブラスター攻撃をも跳ね返すほど硬い“ベスカー鋼”という金属を加工する技術を持つ。
ディン・ジャリンも以前はベスカー鋼のアーマーを装着していたが、グローグーの為にベスカー鋼の防弾ベストに造り変えて渡した。
グローグーがローブの下に着ているのがそれ。
ブラスターを跳ね返せるはずだけど、劇中で撃たれるような展開は無かった。
マンダロリアンにもいくつかの部族に分かれており、ディン・ジャリンが属する部族は決して人前で素顔を見せてはならないという掟がある。
素顔を見られた場合は死ぬか、見た相手を殺すか、部族を追放されなければならない。
ディン・ジャリンは過去にルーク・スカイウォーカーの前で素顔を出したことがあり、このときは追放されたが、のちに復帰している。
ジャンゴ・フェットやボバ・フェットはこの部族では無いので、ポンポン顔を出している。
グローグーとは?
ヨーダと同じ種族の赤ん坊、でも50歳。
むかしディン・ジャリンは、旧銀河帝国の残党からこの赤子を誘拐する依頼を受けた。
依頼とおり一度は帝国の残党に赤子を引き渡したが、情が移って思い直し救出する。
それ以来、我が子のように連れている。
かつてジェダイ大聖堂で修行していた子どもの生き残りで、名はグローグーということをアソーカ・タノから教えられた。
ルーク・スカイウォーカーと出会ったとき、ジェダイの修行の為にルークに預けられた。
しかし後にディン・ジャリンが危機に陥ったとき、ルークはグローグーにジェダイの道をとるかディン・ジャリンをとるかを選ばせる。
このときグローグーはディン・ジャリンを選び、彼の元へ戻った。
ジャバ・ザ・ハットとは?
かつて惑星タトゥイーンを拠点として、銀河の裏社会を支配した犯罪王。
エピソード6「ジェダイの帰還」でルークとレイアに殺される。
ハット・ツインズとは?
ジャバ・ザ・ハットの死後、その後継者となったの双子の従兄妹。
テレビドラマ「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」で初登場した。
ロッタ・ザ・ハットとは?
ジャバ・ザ・ハットの息子。
初登場はテレビアニメ「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」で、この時はまだ赤子だった。
ガラゼブ・オレリオスとは?
テレビアニメ「スター・ウォーズ 反乱者たち」に登場した主要メンバーの1人。
帝国崩壊後は新共和国の一員として、ディン・ジャリンの依頼を手助けしている。
彼に“毛のないウーキー”は禁句。
アンゼランとは?
ディン・ジャリンが住んでいる惑星ネヴァロの技術者4人組の小人種族。
ドロイドの修理が得意。
アンゼランの初登場は エピソード9「スカイウォーカーの夜明け」。
エンボとは?
テレビアニメ「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」に登場した、愛犬を連れている賞金稼ぎ。
当時の賞金稼ぎランキングは2位だった。
用心棒として雇われ、オビ=ワン・ケノービやアナキン・スカイウォーカーらと共闘したこともある。
以降も敵としてちょくちょく登場していた。
レイザー・クレスト号とは?
ディン・ジャリンが始めに乗っていた宇宙船。
テレビドラマ「マンダロリアン」で破壊され、その後は戦闘機タイプに乗っていた。
戦闘機だとスペースが狭くて不便だと思っていたが、本作で再び新型のレイザー・クレストを手に入れたので喜んでいたわけだ。
ちなみにグローグーは昔から船を操縦したがるイタズラ好き。
ざっと別作品の登場人物はこんなところ。
他にも新共和国の戦闘機パイロットはいつも同じ顔触れだったりする。
で結果的に映画の内容はどうだったかと言えば、“テレビドラマシリーズのほうがはるかに面白い”だった。
この映画を観た人たちの中で、テレビドラマシリーズを観てきた人はいったいどれくらいの人がいたのだろうか。
マンダロリアンとグローグーのキャラクターはたしかに魅力的で、この2人を観ているだけでも楽しめる。
でもお話は正直いって他愛もない。
他のスター・ウォーズ作品のキャラクターが登場するのは嬉しい限りだが、お話が今後つながっていくような伏線もなく何も残らない。
ルーク・スカイウォーカーやアソーカやボバ・フェットは映画に出せなかったのだろうか。
たしかに安売りはよくないけど、でもそうでもしないとこの映画に人を呼ぶ訴求力が見当たらない。
グローグーがライトセーバーを使うことは、やはりもう無いのだろうか。
案の定、スター・ウォーズ実写映画としては歴代最低の興行収入となったようである。
これでもう続編が作られることが無くなってしまうとすれば、残念としか言いようがない。
いつの日かマンダロリアンが戻って来てくれることを期待する。
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