HELP/復讐島

2026年

アメリカ


無人島に漂着した男女が、生き残りを賭けて争うサバイバルホラー作品。


仕事は有能だが空気が読めない女性と、ワンマンなパワハラ社長。

飛行機が墜落し、2人だけが無人島に取り残される。

危機的状況においてもなお上司として傲慢に振舞う社長に、女は卓越したサバイバル能力を見せつけ主導権を握る。

やがてその執着が狂気じみてゆく。


女性を応援するか、男性を応援するか。

観ている間にも気持ちが二転三転する一風変わった作品。

さてあなたはどっち?


あらすじ

思い込みの激しい女性リンダは、仕事は有能でも社交性に乏しく、少し空気が読めない社員。

周囲からも距離を置かれ、上司からはいいように使われる不遇な時期を過ごしていた。

それでもリンダはいずれ副社長の座を約束されていたのだが、その期待も新社長に就任したブラッドリーはアッサリと覆す。


リンダがブラッドリーに詰め寄ったところ、他の役員らと共にバンコクへの出張に同行を求められた。

自分の実力を見せる機会だと意気込んでいたリンダ。

しかしタイへのフライト中にも、ブラッドリーや他の役員らはリンダがSNSに投稿しているサバイバル術の動画を観て嘲笑っていた。


ところが直後、嵐の中で飛行機はエンジントラブルを起こし海へ墜落してしまう。

かろうじて脱出したリンダは漂流し、目を覚ますとそこは見知らぬ島だった・・・


リンダ/レイチェル・マクアダムス

ブラッドリー/ディラン・オブライエン


ストーリー   ★★★

映像      ★★★

キャスト    ★★★

どっちも最悪度 ★★★★


ネタバレ!

リンダの他に生きていたはブラッドリーだけだった。

無人島らしいこの島で、リンダは持ち前のサバイバル能力を活かして水や食料を確保する。

一方で足を怪我して身動きができないブラッドリーは、ここにきてまだ上司のようにリンダに指図する横柄な態度を続けていた。

これにはリンダも苛立ち、ブラッドリーを数日放置する。


意地を張るブラッドリーもついには彼女に謝罪し、助けを求める。

こうして2人のサバイバル生活が始まった。


やがて足の傷も癒えてきたブラッドリーは、筏を作って島を脱出する提案をする。

しかし島での自分優位な暮らしが気に入っているリンダはそれを受け入れない。

ブラッドリーは従順なフリをして、木の実の毒でリンダを弱らせ、その隙に1人で脱出しようと計った。

しかしそれが失敗すると、今度はリンダがタコの毒でブラッドリーを麻痺させ、去勢すると脅して彼を言いなりにさせるのであった。


ある日リンダは、遭難した2人を探しに来た船と遭遇する。

驚いたリンダだったが、よからぬ考えが頭をよぎった。

そして彼女はとうとう、救助に来た人間を手にかけてしまう。


事実を知ったブラッドリーは、ついにリンダを殺そうと本気で襲いかかって来る。

しかしリンダも負けてはいない。

攻防は二転三転し、ついには命乞いをするブラッドリーにリンダは手を下すのであった。


1年後、ひとり救助されたリンダは今や有名人となり、裕福な暮らしをしていた。



普通に考えると前半はリンダを応援する。

彼女は何も悪くないし、無人島でもなお嫌味なパワハラ上司に天罰を下すのも当然だ。

ところが後半になると、リンダも狂気じみて同情できなくなる。

助かる機会があってもわざと見逃し、ブラッドリーを自分の世界に引き込もうとする。

これにはついていけない。


かといってブラッドリーも応援できない。

どこまで行っても彼の本質は変わらず、人を見下している。

フツーなら相手に敬意を払うべきだし、もう少し良い解決策を考えるべきだとは思う。

でもやっぱり彼は自分のことしか考えない。

ただパートナーがアレなので、少し同情はする。


結局はどっちも応援できないのネ。

リンダが完全勝利なまま終わるのはチョット不満が残るところでした。



君蔵さんの映画日記

君蔵さんが日々観た映画の感想を思いのままに綴る日記。 高慢と偏見による映画レビューです。 あしからずご了承ください。 また映画のキャストや、俳優のプロフィール等の情報は完全なものではありません。

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