テラビシアにかける橋
2007年
アメリカ
世界的に有名なアメリカ児童文学の映画化作品。
少年と少女が森の中に2人だけの秘密基地を作り、ファンタジー世界の王国テラビシアを想像する。
思春期の淡い恋と少年の成長を描いた青春映画。
映画の予告編だけ見ると「ナルニア国物語」のようなファンタジー映画に思えるが、それらはすべて想像世界で実際は現実的なドラマ作品。
お話の結末がとても悲しく切なくて、最後に少しだけ救われる感慨深い映画です。
あらすじ
12歳のジェスはいつもスケッチブックを片手に、空想に浸る孤独な少年だった。
父親は仕事に忙しく、母親は姉ばかりに目をかける。
小さい妹だけがジェスに付きまとっていた。
学校では同級生からいじめに遭い、上級生からも目を付けられる日々。
密かに想いを寄せる、女性の音楽教師に出会えることだけがジェスの楽しみだった。
そんなある日、同級生の転校生がやって来る。
ジェスよりも足が速かったその男勝りな少女レスリーは、隣の家に引っ越して来た隣人だった・・・
ネタバレ!
ジェスとレスリーはすぐに仲良くなった。
学校が終わると2人は川を越えて森へ出かけ、木の上に小屋を建て秘密基地を作る。
そこは2人だけが想像するファンタジー世界、テラビシア王国となった。
おっかない上級生トロールから逃げ回り、いじめっ子の怪物たちと戦う冒険を繰り広げる。
2人は毎日のようにテラビシアで過ごし、絆を深めていった。
ある休みの日、ジェスは音楽教師に誘われて美術館へ行くことにする。
ジェスはレスリーのことを気にしたが、何も伝えずに出かけて行った。
美術館の帰りには大雨が降り、ズブ濡れで帰ってきたジェスに両親は泣き崩れた。
そして両親は「レスリーが川で溺死した」と告げる。
ジェスは茫然とした。
彼女がいなくなった自分を探しにひとりでテラビシアに行こうとして、増水した川に落ちたのだと分かる。
ジェスはレスリーの死に罪悪感を抱き、テラビシアでひとり泣き崩れた。
しかし父親からレスリーの記憶を大切にするようにと慰められ、ジェスは新たな決意を胸にする。
テラビシアにへつながる川に橋を架け、ついてきた妹を王国へ案内した。
少年と少女の絆と淡い恋にほっこりしていたら、唐突な別れにとても悲しくなってしまうお話。
2人がハッピーエンドを迎えられなかったことがとにかく悔やまれる。
ジェスとレスリーを演じたジョシュ・ハッチャーソンとアナソフィア・ロブがハマリ役。
若き2人が観られるこの作品は貴重です。
感動で大泣きする映画ではないけれども、ほっこり、そしてしんみりするお話でした。
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