チャイニーズ・オデッセイ Part2 永遠の恋

1995年

香港


原題は「西遊記大結局之仙履奇縁」。


チャウ・シンチー主演「チャイニーズ・オデッセイ Part1 月光の恋」の続編。


大結局は結末、仙履奇縁はシンデレラを表しています。

"シンデレラストーリーの結末”といった意味でしょうか。


前作からの引き続きですが、続編はややコメディ要素が抑えられたラブストーリ中心のお話。

おなじみの西遊記の一行、三蔵法師、猪八戒、沙悟浄も全編に渡って登場します。

そして大暴れする孫悟空。


日本で放映されていたテレビドラマ「西遊記」と同じようなノリです。

ですががやはり本場の映画ということもあってスケールが壮大。


あらすじ

天界を追われた仙女の紫霞が、洞窟でゾンポウ(至尊宝)に出会う。

彼女はゾンポウが自分の運命の人だと感じて求愛するが、ジンジン(白晶晶)が忘れられないゾンポウは紫霞を拒絶した。

失意の紫霞はゾンポウの元を去ってゆく。


その後ゾンポウは、偶然にも孫悟空と三蔵法師と観音菩薩が言い争っている場面に出くわす・・・


ゾンポウ(至尊宝)/孫悟空/チャウ・シンチー

猪八戒/ン・マンタ

ジンジン(白晶晶)/カレン・モク

三蔵法師/ロー・カーイン


ストーリー ★★★

映像    ★★★

キャスト  ★★★

西遊記度  ★★★★


ネタバレ!

孫悟空は500年後に転生する運命で消滅するが、三蔵法師は別の場所に飛ばされただけだった。

ゾンポウはその後、三蔵法師、猪八戒、沙悟浄の一行と出会う。

しかしそこに牛魔王も現れ、ゾンポウを孫悟空と勘違いして4人を連れ去ってしまう。


牛魔王は約束通り孫悟空が三蔵法師を差し出したと思い、妹と結婚させようとする。

ゾンポウと別れた紫霞もそこにいて、牛魔王の妾にされようとしていたところだった。

そこでゾンポウは奪われた月光箱を取り戻そうと、紫霞に嘘の愛を誓い協力を求める。

しかしこの企みは牛魔王の妹によって妨害され、大混乱の末にゾンポウは崖から落ちてしまう。


一命をとりとめたゾンポウが洞窟へ戻ると、そこにジンジンが現れる。

彼はこれまでの事情を説明して、ジンジンに結婚を申し込んだ。

一度は受け入れようとしたジンジンだったが、ゾンポウの心の中にいる紫霞の姿を見つける。

そして彼の元を去ってしまう。

失意のゾンポウの元にサーロン(春三十娘)が現れ、彼は殺されてしまった。


死んだゾンポウの魂は天界へと赴き、彼はそこで孫悟空へと転生した。

そして彼は自分が本当に愛しているのは紫霞なのだと気づく。

筋斗雲で牛魔王の元へ駆けつけ、孫悟空はさんざんに牛魔王を打ち破った。

しかし牛魔王の最後の不意打ちを紫霞がかばい、彼女は絶命する。

紫霞の亡骸を抱き嘆く孫悟空だったが、三蔵一行は月光箱でその場を脱出した。


彼らが辿り着いたのは500年後の世界だった。

孫悟空はそこで生まれ変わったゾンポウと紫霞の愛を見届け、一行は天竺への旅を続ける。



怒涛の前編から後半はどう続くのかと思いきや、後編はフツーに西遊記だったのにはオドロキです。

それに前編あれだけジンジンと結ばれようとしていたのに、後編はアッサリと紫霞に心変わりしたのもオドロキです。

お話は要所でコメディは入るものの、至ってシリアスなラブストーリでした。

前編と同じノリで観ていると拍子抜けするかもしれません。


本作には続編「大話西遊 終結編(原題)」が21年後に公開されました。

未来を予見した紫霞が、過去へ戻って運命を変えようとするお話。

キャストは一新されているが、ジンジン(白晶晶)を演じたカレン・モクだけは続投している。

残念ながら日本未公開です。

君蔵さんの映画日記

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