the EYE 【アイ】

2002年

香港・タイ・シンガポール


原題は「見鬼」。


盲目の16歳の少女が角膜移植手術を受けたが、その1週間後に自殺してしまった。

これはタイで実際にあったニュースだそうです。


そのニュースをヒントにして作られたのが本作。

いったい少女はなぜ自殺したのか、何かを見てしまったのだろうか?

見えざるものが見えてしまう恐ろしさを描いた恐怖片(ホラー作品)。


あらすじ

幼い頃に失明した女性ウォンは、20歳になってドナーが見つかり角膜移植手術を受けた。

手術は成功し彼女は視力を取り戻す。

しかしそれからというもの、ウォンは何か不思議な人影を見るようになる。

やがてそれは他の人には見えないものであることに気づく・・・


ストーリー ★★★

映像    ★★★

キャスト  ★★★

恐怖度   ★★★★


ネタバレ!

ウォンが見たのは煙のように漂う人影や、まるで段ボールのように薄い人。

アパートでは泣きながら成績表を探す子どもに出くわし、肉料理屋では焼豚を舐めている母娘を見かけた。

エレベーターでは、カメラのモニターには映っていないのに老人が乗っている。

ウォンは見たものを人に話すのだけど、誰も信じてはくれなかった。


さらに恐ろしかったのは、ある写真に写っていた女性を「この人誰?」と尋ねたとき。

「それはあなたじゃないか」と言われた。

彼女は毎日鏡で見ていた自分の顔が、自分ではない別人だったことに初めて気づく。


ウォンはとうとうノイローゼに陥る。

そしてすべては、移植された角膜が原因なのではと考える。

彼女は角膜を提供してくれた相手、すなわち鏡に映る顔の女性を探し出すことにした。


その女性はタイの人だったことが分かる。

彼女は未来を予知できる人だったが、周囲の人間は疑った。

自分の村が火事で焼えてしまう予知をしたのだが、誰も信じずに村や人々を救うことはできなかった。

彼女は悲しみのあまり自殺し、その角膜がウォンに移植されたのだった。


ウォンは自分の見えるものが、タイの女性と同じ特別な能力だと信じる。

そして自分がこれから起こる災害などを予知し、人々を助ける使命なのだと悟った。


その帰り道、ウォンは多くの影を見た。

彼女は「今から災害が起きるのでは・・・」と直感する。

ウォンは周囲の人々にここから離れるように伝えて回るのだが、誰ひとり信じない。


そして実際に大事故が起こり、結局ウォンは人々を救うことが出来なかった。

自分もまた無力だったことに茫然とするウォン。

彼女は再び失明し、それを受け入れることにした・・・



恐さがウリのホラー作品で、怖いものみたさな人には一見の価値アリ。

けれどもストーリーもなかなかよく出来ている。

印象に残ったのは、「自殺した霊は、毎日その時間に同じ行為を繰り返す」という話。

自殺が最終的な解決にはならないというのだ。


本作にはシリーズ続編として3まであります。

またハリウッド版リメイク作まであるので、それも観てみるのもいいデスネ。

君蔵さんの映画日記

君蔵さんが日々観た映画の感想を思いのままに綴る日記。 高慢と偏見による映画レビューです。 あしからずご了承ください。 また映画のキャストや、俳優のプロフィール等の情報は完全なものではありません。

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