鬼が来た!
2002年
中国
原題は「鬼子来了」。
鬼子とは中国から見た日本兵の蔑称を指す。
第二次世界大戦の中国北部の村で、村人と日本兵との交流と悲劇を描いた戦争映画。
中国では公開されなかったいわく付きの作品。
なんといっても日本兵が村人を大虐殺します。
観る人は覚悟してください。
あらすじ
第二次世界大戦中の1945年、中国北部の村。
とある日の深夜、村の青年マーの元に「私」と名乗る謎の男がやって来る。
「私」は拳銃を手に、大きな麻袋2つを晦日まで預かるようにマーを脅す。
わけのわからないマーが恐る恐る麻袋を開けてみると、そこにはなんと2人の男が入っていた。
一人は花屋小三郎という日本兵。
もう一人は日本軍に従軍する通訳のトンという男だった。
日本軍の占領下で日本兵の捕虜をかくまうなど、とんでもない話。
殺してしまうか、もしくは日本軍に引き渡すか、村人達は悩み相談し合った。
結局2人を晦日まで隠すことに決めたのだが、その後何日待っても「私」は現れなかった・・・
ネタバレ!
前半部分は笑えるほど面白い。
日本兵の花屋と中国人の村人とは言葉が通じないので、通訳を介して話をする。
捕虜になったことを恥じる花屋は、村人らに罵詈雑言を並べ自分を殺せと言う。
しかし死にたくない通訳は、それらを感謝の言葉に勝手に変えて伝える。
そのちぐはぐなやりとりが何とも面白可笑しい。
ところが後半部分から、お話はガラッと変わってシリアスになってくる。
花屋が「自分を逃がしてくれれば、代わりに食料を届ける」と村人に持ちかけた。
そして解放されると、約束通り日本軍から食料が届けられる。
日本軍と村人は宴会を始め、お互いに打ち解けてハッピーエンドでお話は終わるのかと思いきや・・・
ひょんなことから日本軍の大虐殺が始まる。
村人は皆殺しにされ、村は焼かれた。
マーはその時たまたま村を離れていたのだが、荒れ果てた村の姿に絶望する。
そして日本の敗戦を迎えた。
日本兵は中国軍の捕虜となるが、怨みを持つマーは彼らを襲撃し殺戮する。
そして捕虜殺害の罪でマーは死刑となる。
この時、マーの首を切り落とすのは皮肉にも花屋だった。
転がり落ちるマーの首は、かすかに笑う・・・
何ともくらーい気持ちのまま終わるバッドエンドです。
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