香港国際警察/NEW POLICE STORY
2004年
香港
原題は「新警察故事」。
ジャッキー・チェン主演の名作「ポリス・ストーリー」シリーズの新章として新たに制作された作品。
2000年以降、ハリウッド進出を果たしたジャッキーは名実ともにアジアを代表するスーパースターとなっていた。
しかし古巣の香港では、意外にもジャッキーのハリウッド作品はこれまでのような大ヒットには至らなかったという。
そんなジャッキーが原点回帰とでも言うべき、オール香港ロケで挑んだのが本作。
またニコラス・ツェーやダニエル・ウーなど、ジャッキーが制作を手掛けた作品で活躍してきた香港新世代(2000年代当時)の俳優たちも多く登場している。
まさに「ジャッキー・チェンの香港映画」の集大成ともいえる作品である。
もちろん香港でも大ヒットした。
あらすじ
香港のある銀行が武装グループに襲撃される。
彼らは駆けつけた警官たちを待ち伏せし、返り討ちにするほどの凶悪ぶりを発揮した。
香港警察のチャン警部は、精鋭チームを率いて武装グループのアジトへと制圧に向かった。
しかしチームは次々と待ち受ける罠にはまり、チャン警部だけを生かして全滅させられる。
殺された警官たちの中には、チャン警部の婚約者ホーイーの弟もいた。
彼ら武装グループの犯行は、まるでゲームでも楽しんでいるかのようであった。
この事件を機にチャン警部は停職となる。
多くの部下を死なせた罪悪感から、彼はやがて酒に溺れ落ちぶれてゆく。
そして1年後・・・
ネタバレ!
そんな気力を失ったチャン警部の前に、「あなたは僕のヒーローだ」という新米刑事のシウホンが現れる。
シウホンはチャン警部を奮い立たせ、闘志を取り戻した彼は再び犯罪者たちに立ち向かう。
やがてチャン警部はシウホンを相棒に、武装グループを追い詰める。
お話がとても洗練されている。
ジャッキー映画ではおなじみのコメディ路線から脱却し、より人間味のあるドラマが描かれている。
またジャッキー単独にたよらず、ニコラス・ツェーや敵役であるダニエル・ウーの心情も深く映し出される。
まさにジャッキー映画の新境地を切り開いた作品。
そして最終局面での、ジャッキー・チェンとアンディ・オンの激闘。
それを越える展開が残るダニエル・ウーであるのか?と思っていたら、これまた名勝負でおそれいった。
最後にひざまずいて婚約者にプロボースするのも、これまでのジャッキー映画にはないドラマシーンだ。
まちがいなくジャッキー・チェンを代表する作品のひとつとなった。
本作以降もジャッキーの香港作品は何本か作られるが、年齢的にも本作が一番動いていると思う。
私自身は、2000年以降のジャッキー作品ではトップに来る1本のオススメです。
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