マイ・ラブリー・フィアンセ

2001年

アメリカ・フランス


中世ヨーロッパの騎士と従者が、現代のシカゴにタイムスリップして珍道中を繰り広げるSFファンタジー作品。

騎士たちは時代を超えたギャップに、現代で奇行と騒動を巻き起こす。


1993年のフランス映画「おかしなおかしな訪問者」のハリウッド版リメイク。

どちらもの作品もジャン・レノ主演。


あらすじ

12世紀の英国。

ティボー伯爵は国王の娘である王女との結婚式を迎えていた。

しかし政敵の罠によって薬を飲まされ、幻覚をみた伯爵は誤って花嫁を殺害してしまう。

伯爵は時間を操るという魔術師を探し出し、過ちを犯す前の過去に戻してもらうように依頼する。

しかし魔術師は呪文を失敗し、ティボー伯爵と従者のアンドレは21世紀のシカゴへタイムワープしてしまう・・・


ティボー伯爵/ジャン・レノ


ストーリー   ★★★

映像      ★★★

キャスト    ★★★

面白可笑しい度 ★★★★


ネタバレ!

シカゴの街に降り立った彼らが最初に放った言葉は「ここは地獄だ・・・」。

なるほど、中世に生まれ育った彼らにとっては、巨大なビルが立ち並び大勢の人々が闊歩する光景はまさにそうなのかもしれない。


そしてティボー伯爵は行く先々で珍騒動を巻き起こす。

彼らにとって街行く車は狂暴なドラゴン、洋式トイレなど水の涌き出る神秘の泉だ。


そんなティボー伯爵が出会ったのがジュリアという女性で、彼女は伯爵の子孫だということが分かる。

ジュリアの婚約者が財産目当てだということを知ると、伯爵は彼女を守るために帆走する。

ティボー伯爵がジュリアを乗せて、現代のシカゴを馬でさっそうと駆けるシーンはカッコイイ。


一方で従者のアンドレは、庭師の女性と恋に落ちる。

封建社会の中世時代、騎士に従う従者はその主人の所有物だ。

馬には乗らず、走って主人に付き従う。

当然、食事は同じテーブルであるはずがなく、食べるものも主人の残飯だ。

それがあたりまえの世界、お喋りでお調子者のアンドレもそれが当然のように仕えていた。

しかし、ここは現代のアメリカ、自由の国。

やがてアンドレは彼女の説得により、自分の存在意義を問い始める。


お話は英国の魔術師が2人の後を追って自分もタイムスリップし、彼らを連れ戻そうとする。

ここで従者アンドレは現代のシカゴに残ることを選択する。

そしてティボー伯爵は中世に戻り、無事に王女と結婚式を挙げハッピーエンド。

最後は現代に溶け込み、ラスベガスに向かうアンドレが映し出されて映画は終わる。


この映画の真の主人公はひょっとしたこの従者アンドレかもしれない。

しかしそれだけにジャン・レノの方がかすんできてしまうという形になっているのが少し残念。

君蔵さんの映画日記

君蔵さんが日々観た映画の感想を思いのままに綴る日記。 高慢と偏見による映画レビューです。 あしからずご了承ください。 また映画のキャストや、俳優のプロフィール等の情報は完全なものではありません。

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