シリーズ7/ザ・バトル・ロワイアル
2001年
アメリカ
アメリカで高視聴率を誇るテレビ番組ザ・コンテンダーズ。
番組の内容は、抽選で選ばれた6人の市民が最後の1人となるまで殺しあうリアリティ番組。
今回はそのシリーズ第7節。
さあ果たして、生き残るのは誰なのか。
という設定で造られたのがこの映画。
もちろんそんな番組は存在しないし、リアリティ風のヤラセ番組にもない。
でもこの映画はそれが本当にあるテレビ番組のように見せている。
参加者の1人につき1人カメラマンがついて、24時間彼らを追いかけ撮影している。
ドキュメンタリー映像に編集を加え、本人のその時の心境を語るインタビューシーンや過去の再現ドラマまでも挿入されたりする。
この映画はそういった、TVの視聴率を求めたヤラセを過激に描写することで風刺した作品。
あらすじ
ごく一般の市民の中から、番組の抽選によって選ばれたコンテンダー(戦士)。
彼らはそれを拒否することはできず、他の5人を殺し終えるまで戦い続けなければならない。
シリーズ7、今回のコンテンダーたちは
まず過去2回のシリーズで計10人を殺害し、生き残ってきた勝ち抜きチャンピオンの妊婦ドーン。
妊娠8ヶ月の彼女は、臨月を迎えた今回のシリーズで見事生き残れば晴れて自由の身になることができる。
そして新たな参加者は
リストラされ現在失業中、2人の子供の父親アンソニー。
数々の修羅場をくぐってきた、ERで働く看護師コニー。
齢70を越えた、一人暮らしの老人フランクリン。
典型的なアメリカン家庭で育った、女子高校生リンジー。
末期ガンに犯され死期を待つ、既婚のジェフリー。
さあこの6人によって、今また新たな殺人サバイバルのシリーズが始まる・・・
ストーリー ★★★
映像 ★★★
キャスト ★★★
過激度 ★★★★
ネタバレ!
番組の合間に参加者の過去が語られ、妊婦のドーンと既婚のジェフリーは高校時代に元恋人同士だったことが分かる。
すでに末期ガンで死を覚悟しているジェフリーは、ドーンに自分を殺して欲しいと依頼した。
承諾したドーンは苦痛なく死ねるよう、薬を探し求める。
一方で父親のアンソニーは戦うことを避け、幼い子ども連れて逃げようとするが負傷する。
アンソニーが治療の為に病院へ寄ると、看護師のコニーが隙をみて薬物注射を行い毒殺した。
参加者たちに、番組から逃げ出すのを助けるという謎のメモが渡される。
それを信じた老人のフランクリンと女子高生のリンジーはショッピングモールへ向かう。
しかしそこで2人が遭遇し、フランクリンはリンジーを撲殺した。
嘘のメモで罠にかけたのはコニーで、おびき出したフランクリンを殺害する。
ドーンはコニーを仕留める為に彼女の家へ向かうが、突然陣痛が来る。
参加者以外は殺してはいけないルールなので、コニーはやむなくドーンの出産を手助けする。
病院で待っていたジェフリーの前に現れたのはコニーだった。
彼女は薬でジェフリーを安楽死させようとするが、彼はコニーを銃殺した。
残ったドーンとジェフリーが再び会い、2人は協力して番組から逃げ出す道を選ぶ。
ここでドキュメンタリー映像が切れ、番組はその後の2人を役者による再現ドラマで説明する。
2人の前にジェフリーの妻が現れ、妻がドーンを殺したと語られる。
そして生き残ったジェフリーが新チャンピオンとして、シリーズ第8節の開始が予告されて映画は終わる。
映画のラストを再現ドラマにするなど、最後までテレビ番組を皮肉った終わり方だ。
劇場版ではここまでで、最後の再現ドラマの真相は不明となっていた。
しかしDVD版にはその真相が描かれている。
番組を逃げ出したドーンとジェフリーだったが、不満を抱いた観客たちに囲まれて撲殺されたことが分かる。
しかしジェフリーだけはかろうじて生きており、病院で目を覚ましたところで映画は終わる。
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