ベッカムに恋して
2002年
イギリス
サッカーとベッカムをこよなく愛するインド系イギリス人の少女が、人種や性別などの偏見を乗り越え恋とサッカーに奮闘する青春映画。
キーラ・ナイトレイが出演している。
ベッカムもチラッと写る。
観終わった後、隣にインド人がいたら思わず握手したくなる。
そんな作品。
あらすじ
ロンドン郊外に住むインド移民家族の娘ジェスは、サッカーとベッカムを愛する18歳の女の子。
いつも近所の公園で、男の子に混じってサッカーに興じていた。
そんなジェスをふと見かけたのが、地元女子サッカーチームのジュールズ。
ジェスの脚前に感心したジュールズは、一緒にサッカーをしようと彼女をチームに誘う。
ところが伝統的なインドの慣習を大切にする彼女の家庭では、女子がサッカーをすることなど許されることではなかった。
ジェスは母親に猛反対され、サッカーをすることを禁じらてしまう。
それでも彼女は両親に隠れて練習に参加し、やがてチームは勝ち続け海外遠征に出るまでに。
そんなジェスはいつしか、チームの監督である青年ジョーとも惹かれ合う・・・
ネタバレ!
ジュールズも監督のジョーが好きだったことで、こじれる三角関係。
さらにはサッカーを続けていることが、ついに両親にばれてしまう。
あわやジェス!
がんばれジェス!
そんなドギマギしながら、ジェスを応援し続けたくなる気持ちでお話は続く。
やがてサッカーの決勝戦が、ジェスの姉の結婚式の日と重なってしまう。
やむなく結婚式に参加するけど、ジェスの顔は浮かない。
そんな娘を見かねた父が、「試合に行ってこい」とジェスを後押しする。
ジェスは和解したジュールズとのコンビプレイで勝利に貢献しチームは優勝。
そして最後は、イギリス映画だけどノリはもうインド映画。
みんなで集って騒いで飲んで唄って踊っての大宴会。
あの唄と踊りに興ずる人々のバイタリティを目にすると、思わず魅入られてしまう。
一般にはあまり馴染みのないインド家族を、サッカーという身近なスポーツを題材にして描いたところがこの映画の受け入れられやすさ。
イギリス社会におけるインド人の立場やその家族、他にもアイルランド人、それにゲイやレズといった部分もちらっと触れていたりします。
ある意味かなり人種問題に入り込んでいて、それでいて多くの人に観られて人々の共感を得るというのはお見事。
それだけ完成されたいい作品です。
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