パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々/魔の海

2013年8月7日

アメリカ・カナダ


アメリカの人気小説「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シリーズの映画化作品第2弾。

前作、2010年「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の続編。

ギリシア神話を題材にして、現代を舞台に神と人間のハーフ(半神)であるパーシー・ジャクソンが冒険を繰り広げるファンタジー作品。


今作はハーフたちの訓練学校を守る為に、黄金の羊毛を求めて魔の海バミューダトライアングルへ冒険の旅に出る。

今回もサイクロプスやグライアイ、コルキスの雄牛やカリュブディスといったギリシア神話の怪物たちが登場する。


あらすじ

むかし、神々の王ゼウスの娘タレイアは、その身を犠牲にし仲間たちを救った。

ゼウスは彼女の亡骸を木にかえ、その木々はハーフ訓練学校を悪しき者から守る守護壁となった。


現在、ハーフ訓練学校で日々研鑽を積むパーシーたち。

突如として学校がコルキスの雄牛に襲われ、パーシーたちは力を合わせて撃退する。

彼らは学校を守るタレイアの結界が弱まっていることを知る。

その原因は、かつてゼウスの雷霆を盗んだ伝令神ヘルメスの息子ルークの仕業だった。


タレイアの結界を修復することのできる“黄金の羊毛”を求めて、パーシーたちは新たな冒険の旅に出る・・・


パーシー・ジャクソン/ローガン・ラーマン


Mr.D(酒神ディオニュソス)/スタンリー・トゥッチ


ストーリー   ★★★

映像      ★★★

キャスト    ★★★

ギリシア神話度 ★★★★


ネタバレ!

今回新たに加わった冒険の仲間は、海神ポセイドンの息子でパーシーの異母兄弟になるサイクロプスのタイソン。

パーシーはスクールカウンセラーであるMr.D(その正体は酒神ディオニュソス)に相談し、屋根裏部屋でデルポイの神託を聞く。

そして彼らは黄金の羊毛を探しに魔の海バミューダトライアングルへと向かう。


まずはグライアイが運転するタクシーを呼び、ワシントンDCへ向かう。

そして宅配便会社を経営する伝令神ヘルメスの助けを借りて、同じく黄金の羊毛を探しているルークの船を突き止めた。


パーシーたちは海馬ヒッポカムポスに乗ってルークの船を追い乗り込む。

ルークの目的はティタン族の王クロノスを復活させ、オリンポスの神々を滅ぼすことだった。

パーシーは船から脱出するが、海の怪物カリュブディスに飲み込まれてしまう。


カリュブディスから脱出した一行は、ついに黄金の羊毛がある島に辿り着く。

黄金の羊毛を守るサイクロプスのポリュペモスから奪い取ったものの、そこにルークが立ちはだかる。

そしてついにはクロノスが復活してしまう。


パーシーは最後の力を振り絞ってクロノスを倒し、黄金の羊毛で傷ついた仲間を復活させる。

そして最後は学校に戻ってタレイアの結界を修復すると、タレイア本人が蘇って映画は終わる。



前作に引き続き、ギリシア神話の小ネタの数々。

でもサソリの尻尾を持つ怪物マンティコアに関しては、ペルシアに伝わる伝説でギリシア神話には出てこないよね。

またキャストは前作と比べて随分マイナーになってしまったのは残念。

案の定、興行的には振るわなかったようです。

原作小説の「パーシー・ジャクソン」シリーズはまだまだ続くのですが、映画版はこれで打ち切りになってしまいました。

現在はテレビドラマとして、ディズニープラスにて1作目から新たに制作され配信されています。



以下はギリシア神話のお話です。


黄金の羊毛とは

コルキス王が所有する、翼を持つ金色の羊の毛皮。

英雄イアソンはこの黄金の羊毛を求めて、海を越えはるばるやって来た。

この冒険はアルゴナウタイ(アルゴー船員)として広く伝わる。


コルキスの雄牛とは

鍛冶神ヘパイストスが造った、火を吹く青銅の牛。

黄金の羊毛を求めるイアソンに対し、コルキス王はこの牛で畑を耕せと難題を課した。


伝令神ヘルメス(エルメス)とは

ゼウスと妖精マイアとの子。

伝令のほかに旅・盗賊・商売・競技などあらゆることを司る神でもある。


酒神ディオニュソス(バッカス)とは

ゼウスと人間セメレとの子で半神。

人間たちにワインを広めた神で、多くの信者を抱える教祖。


デルポイの神託とは

ギリシア神話に度々登場する、世界の中心にある神殿。

アポロン神が祀られており、ここでは神託(預言・お告げ)が授けられる。

ギリシア神話のお話では、デルポイの神託は最後に必ず成就している。


グライアイとは

三姉妹の老魔女。

彼女たちは1つしかない目と歯を姉妹で共用している。

怪物ゴルゴンの居場所を知っており、ゴルゴン退治に来た英雄ペルセウスに居場所を吐いた。


海馬ヒッポカムポスとは

上半身が馬で、下半身が魚の海獣。

海神ポセイドンの乗る海の馬車を引いたり、海の神々の乗り物として登場する。


海の怪物カリュブディス

叙事詩「オデュッセイア」に登場する、巨大な海の怪物。

渦潮のようにすべてを飲み込むとされる。

オデュッセウスはカリュブディスの住む海峡を避け、また別の怪物スキュラのいる方の海峡を通った。


キュプロクス(サイクロプス)のポリュペモス

叙事詩「オデュッセイア」に登場する、一つ目の巨人族の1人。

オデュッセウスが航海の途中に立ち寄った島の洞窟に住んでおり、入り口を岩で塞いで彼らを閉じ込めた。

オデュッセウスは自分の名をウーティスと名乗り、ポリュペモスを酔い潰して目を杭で刺す。

ポリュペモスは悲鳴をあげ、それを聞いた仲間のキュプロクスたちが集まって来た。

誰にやられたかと尋ねるが、ポリュペモスはウーティスにやられたと応える。

(ウーティスとはギリシア語で誰でもないの意味)

それを聞いた仲間たちは去っていってしまった。

ポリュペモスはそれでも手探りでオデュッセウスらを探したが、オデュッセウスは羊の腹の下に隠れて洞窟を脱出し島を離れた。

君蔵さんの映画日記

君蔵さんが日々観た映画の感想を思いのままに綴る日記。 高慢と偏見による映画レビューです。 あしからずご了承ください。 また映画のキャストや、俳優のプロフィール等の情報は完全なものではありません。

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