ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱

1992年

香港


原題は「黃飛鴻之二:男児當自強」。

“男児當自強”は“男は強くあれ”の意味で、前作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明」の主題歌。


伝説の武術家・黄飛鴻を主人公とした冒険活劇シリーズ第2弾。

ジェット・リー(当時はリー・リンチェイ)主演作品。


黄飛鴻は清朝末期に実在した伝説的な武術家。

彼を題材にした映画は中国・香港で数多く制作され、その数はギネス記録にもなっている。

ジャッキー・チェン主演の1978年「ドランクモンキー 酔拳」も、主人公の名は黄飛鴻。


その黄飛鴻を主人公にした映画のひとつが、前作の1991年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明」。

黄飛鴻の演武を初めてワイヤーアクションで演出し、大きな話題となった。


本作はその続編となる。

敵役に若手時代のドニー・イェンが出演し、ジェット・リーと激しい戦いを繰り広げた。

後に最強とも謳われるアクション俳優2人が激突する本作を、シリーズ最高傑作とする声も多い。


あらすじ

医学会議に出席するため広州にやってきたウォン・フェイフォン(黄飛鴻)とその弟子、そしてウォンの幼馴染で通訳を兼ねるイーサン(十三姨)たち。

しかし広州ではいま、救国と排外思想を掲げる白蓮教という教団が過激な活動を繰り返し民衆を苦しめていた。


ウォンは白蓮教に襲撃された革命家たちや、キリスト教学校の小学生たちを助ける。

彼らはイギリス領事館へと逃げ込んだが、そこも白蓮教に襲撃された。

すべては革命家の逮捕を目論む、清朝司令官のナラン提督の陰謀だった・・・


ウォン・フェイフォン(黄飛鴻)/ジェット・リー

イーサン(十三姨)/ロザムンド・クワン


ナラン提督/ドニー・イェン

白蓮教の教祖/ホン・ヤンヤン


ストーリー  ★★★

映像     ★★★

キャスト   ★★★

男児當自強度 ★★★★★


ネタバレ!

ウォン一行や革命家たちはからくも領事館を脱出する。

怒りのウォンは単身で白蓮教本部へ乗り込み、教祖を倒して教団を壊滅させた。


その後ウォンたちや革命家は船で香港へ渡ろうとするが、革命家たちの名を記した名簿が領事館に残っていた事を思い出す。

すぐさま領事館に引き返すが、そこにはナラン提督が待ち構えていた。

ウォンはナラン提督と最後の決着に臨む。



白蓮教本部での戦いは、ワイヤーアクションを駆使した奇抜な戦いが繰り広げられる。

アクション監督を務めたユエン・ウーピンの真骨頂ともいえよう。

前作、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明」でアクション監督を務めていたのは弟のユエン・チョンヤンとユエン・シュンイーだった。

しかし監督ツイ・ハークのさらなる要求に応えるべく、本作で長兄のユエン・ウーピンが参入したと言う。


ドニー・イェン演じるナラン提督との戦いでは、提督は"布根”なる武器を扱う。

これは長い布をグルグルに絞り、硬くして振り回し鞭や縄として扱うドニー・イェン考案の新武器。

おもわず「んなアホな!」と思ってしまいます。

でも実際に水に濡らした布は結構な武器になります。

映画ではだいぶ誇張されてますけどネ。


黄飛鴻を題材とした、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」の名を冠した作品は非常にたくさんあります。

本作と同じ、ツイ・ハーク監督のシリーズは以下の6作品です。

1991年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明」

1992年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱」

1993年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地争覇」

1993年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナIV 天地覇王」※

1994年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ V 天地撃攘」※

1997年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ 天地風雲」

※この2作品はジェット・リー主演ではない


それ以外の映画は、黃飛鴻やその周りの人物を題材にしているが別監督の作品です。

別監督の作品でもジェット・リー主演のものもあったりするのでややこしい。

君蔵さんの映画日記

君蔵さんが日々観た映画の感想を思いのままに綴る日記。 高慢と偏見による映画レビューです。 あしからずご了承ください。 また映画のキャストや、俳優のプロフィール等の情報は完全なものではありません。

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