誰よりも狙われた男

2014年

イギリス・アメリカ・ドイツ


ドイツを舞台に、テロ対策諜報機関を率いる男の活躍を描くサスペンス作品。

イスラム過激派組織につながる青年をあえて捕まえずに泳がせて、より組織の中枢にいる大物をあぶり出す作戦を指揮する。

しかし政府高官やアメリカのCIAも関与してきたことで、作戦が意図通りに進まず苦悩する。


フィリップ・シーモア・ホフマン主演。


あらすじ

ドイツのテロ対策諜報機関チームを率いるバッハマンは、チェチェン共和国から不法入国したイスラム教徒の青年イッサに目を付ける。

イッサは父親がイスラム過激派組織だったことで、国際指名手配されていた。


一方で地元の資産家であるイスラム教徒のアブドラ博士が行っている慈善活動が、テロ組織の資金援助につながっている疑いがあった。

そこでバッハマンは、イッサが相続する父親の遺産をアブドラ博士に寄付させ、資金援助先となるテロ組織をあぶり出す作戦を立案する・・・


バッハマン/フィリップ・シーモア・ホフマン


諜報員マックス/ダニエル・ブリュール

弁護士リヒター/レイチェル・マクアダムス

銀行頭取ブルー/ウィレム・デフォー

米国CIAサリバン/ロビン・ライト


ストーリー ★★★★

映像    ★★★

キャスト  ★★★

フィリップ・シーモア・ホフマン度 ★★★★★


ネタバレ!

バッハマンはイッサの移民を助ける弁護士のリヒターを巻き込み、作戦に協力させる。

イッサが相続する父親の遺産が預けられている、銀行の頭取ブルーも味方につけた。

イッサ自身はテロ組織とは無縁の青年であったことで、国際指名手配されている彼の亡命を約束して協力させる。

寄付を受けたアブドラ博士も、本人と家族の安全を約束し情報提供者側として協力させた。


こうしたバッハマンの綿密な用意周到さと、時には強引なやり口で着々を計画を実行する。

作戦に関心を寄せる政府高官も説得し、アメリカのCIAも手出しをしないよう約束を取り付けた。


そしていざ作戦決行の日、計画通りに事が進みすべてが順調にいくように見えた。

しかしバッハマンたちは突如CIAのエージェントに襲撃され、彼の目の前でイッサやアブドラ博士が逮捕され連行されてしまう。

政府やCIAはバッハマンを裏切り、目先の手柄を優先したのだ。


バッハマンは激怒し、そして敗北感に打ちひしがれる。

そして新たな決意を胸に秘め、車で走り去るところで映画は終わる。



なんといってもこの映画は、主演のフィリップ・シーモア・ホフマンがカッコイイ。

決してスマートな体形ではないのだけれども、時には冷酷で時には熱い男を演じるその渋さに魅了される。

彼はまさにメタボ中年オヤジの理想の姿なのだ。


映画のお話も良くできているし、最後のドンデン返しにもオドロキ。

そしてバッハマンの激高する姿に、渋い顔と演技。

フィリップ・シーモア・ホフマンを、これでもかと堪能できる作品です。


シーモアにはこの作品以降にも、遺作として「ハンガー・ゲーム FINAL」シリーズが公開されます。

でもあっちはほとんど出番のない脇役なので、本作が事実上の遺作といえるでしょう。

フィリップ・シーモア・ホフマン、お疲れ様でした。

そしてどうもありがとう。

君蔵さんの映画日記

君蔵さんが日々観た映画の感想を思いのままに綴る日記。 高慢と偏見による映画レビューです。 あしからずご了承ください。 また映画のキャストや、俳優のプロフィール等の情報は完全なものではありません。

0コメント