食神
1996年
香港
原題も「食神」。
料理の鉄人さながらに、シェフが料理対決をするチャウ・シンチー主演の喜劇片。
一度料理対決に敗れた主人公は少林寺で修行をし、超絶技を身につけてリベンジに臨むお話。
いろんな食材を一斉に空中にほうり投げ、それらが落ちてくる間に目にもとまらぬ包丁さばきで次々と切り刻んでいく。
そして食材がお皿の上に落ちてきた頃には、料理はもう見事な盛り付けで出来あがっている。
後年に大ヒットした2001年「少林サッカー」の片鱗がうかがえる、まんま少林料理な作品。
ただしこの作品はそれ以上にもう料理そっちのけのバカ騒ぎを繰り広げる。
またヒロインを演じるカレン・モクが、超絶メイクで体を張ったことでも話題。
あらすじ
唐王朝料理グループの会長であるチャウ・シンチーは、“食神”とも称される一流シェフ。
しかしその傲慢な性格が災いしてか、ビジネスパートナーであった大快楽食品グループ会長の策略にはめられる。
弟子だったトンにも裏切られ、料理対決に敗れたチャウはすべてを失った。
やがて路頭に迷ったチャウは、九龍のテンプルストリートに辿り着く。
そこで立ち寄ったのは、辺り一帯を仕切るギャング団の親分ターキーの屋台だった・・・
ネタバレ!
チャウはターキーの屋台を手伝うようになり、「小便牛肉団子」を開発して店は大盛況となる。
やがてチャウは食神としてのかつての栄光を取り戻すため、弟子のトンが料理を学んだという中国料理訓練学院を探し求め旅に出る。
チャウに想いを寄せるターキーも旅に同行した。
そうした果てに辿り着いたのは、少林寺だったのだ。
少林寺といえば三十六房だが、その中の1つ厨房こそが中国料理訓練学院だったことが分かる。
チャウはここで少林料理の腕を磨く。
そして香港に戻ったチャウとトンの料理対決が再び始まる。
苦心の末にチャウが勝利しそうに思えたが、大快楽食品グループ会長の根回しによってトンが勝ちそうになる。
しかしその時、天が割れ観音菩薩が姿を現す。
そしてチャウはかつて本当に天界の食神であったが、過ちによって人間界に降格した人間だったことが分かる。
大快楽食品グループ会長も正体は天界の犬だったことが分かり、元の姿に戻された。
こうして料理対決に勝利したチャウは、食神に帰り咲いた。
彼はテンプルストリートへ戻り、整形手術で美人に生まれ変わったターキーと結ばれる。
チャウ・シンチーといえば「少林サッカー」ですが、その片鱗が伺える作品がこの「食神」。
「少林サッカー」が面白いと思える人なら、本作も十分に楽しめるでしょう。
でもそうでないなら、この作品も今一つということになります。
カレン・モクの体を張った演技も見事。
撮影現場ではこのメイクで彼女だと気づかない人もおり、部外者と勘違いされ追い出されそうになったこともあったという。
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