ヴァイラス
1999年
アメリカ
宇宙からの侵略によりコンピュータが支配され、機械が人間を襲うSFホラー作品。
太平洋を航行している船が、宇宙から飛来した電磁生命体に乗っ取られてしまう。
意識を持った電磁生命体はコンピュータを操り、次々と船員たちを殺害。
近くを通った別の船が、この無人と化した船に乗り込んでくる。
人間の体を部品としたサイボーグ型の機械生命体が、次々と乗組員に襲いかかるお話。
ヴァイラス(Virus)とはウイルスのこと。
当時はまだウイルスという言葉が一般的ではなかったので、ついたタイトルだと思われる。
あらすじ
太平洋を航行していたロシア船に、宇宙から謎の電磁波が降り注ぐ。
船のコンピュータは何者かに乗っ取られ、乗組員は大パニックとなった。
数日後、たまたま通りかかったアメリカの船が、難破していたこのロシア船を発見する。
アメリカ船員たちはひと儲けを企み、ロシア船に乗り込んだ。
しかし船内には人影が見当たらない。
乗組員たちが船の電源を復旧させたその時、何者かが船内で動き始める・・・
ネタバレ!
船の電源が戻ったことで、電磁生命体が動き出したのである。
電磁生命体は殺害した人間の体を部品として、サイボーグ型の機械生命体を次々と量産し乗組員たちを襲ってくる。
殺された仲間が、また新たな機械生命体となって現れるのがおぞましい。
乗組員たちは救難信号を発信して助けを呼ぼうとするが、これを船長が妨害する。
傲慢な船長は金儲けのために船を手放そうとしないのだ。
これには乗組員たちも激おこで、船長は追放される。
この船長がとにかく胸クソで、果てには自らサイボーグ化を望み敵となって再登場する始末。
電磁生命体は船を海軍基地へと移動させ、ネットワークで全世界へ増殖することを企む。
乗組員たちはそれを阻止しようと奮戦し、最終的には船を自沈させて脱出に成功した。
この映画は興行的にも失敗し、評価はすこぶる悪いらしい。
主演のジェイミー・リー・カーティスも、自身の中で史上最悪の映画だったと語っている。
たしかに映像は暗くて分かりにくいし、お話も単調で緊張感がない。
いい題材を台無しにした作品のように思える。
ひとつ印象的だったのは乗組員の1人が電磁生命体と対話を試みたとき。
彼らは人類こそが地球に巣くうウイルスなのだと宣言する。
コンピュータを支配する彼らがウイルスなのかと思いきや、人間こそがそうだと言うのには風刺の効いたオチである。
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