酔拳2
1994年
香港
原題も「酔拳II」。
酒に酔えば酔うほど強くなる、酔拳で仇敵を倒す1978年「ドランクモンキー 酔拳」の続編。
ただし続編でもお話につながりは無い。
70年代にアジアを座巻したジャッキー・チェン主演のカンフー映画の中で、唯一作られた続編作品。
クライマックスとなるラストバトルが壮絶で、ジャッキー作品の中でも上位に挙げられる。
ジャッキーのカンフー映画としては最高峰として語り継がれる名作でもある。
あらすじ
酔拳の達人であるフェイホンは、父とともに故郷へ帰る列車に乗ろうとしていた。
このときフェイホンは税関を免れようと、とっさに土産の高麗人参をイギリス領事のカバンに隠す。
そして後で領事のカバンから荷物を取り戻そうとしたところ、同様に領事のカバンから荷物を盗もうとしていた武人のフク・マンケイと遭遇する。
フェイホンは荷物を巡ってフク・マンケイと争うが、お互い目的の荷物が別だったことが分かり和解し別れる。
しかしフェイホンが座席に戻って自分の荷物を開けたところ、そこに入っていたのは国宝の玉璽だった。
どうやらフク・マンケイと荷物が入れ違いになったようだった。
自宅に戻ったフェイホンは、国宝の玉璽を取り戻そうとするイギリス領事とその一味に狙われる・・・
ネタバレ!
悪漢に襲われたフェイホンは、酔拳を使って敵を撃退する。
しかし酔うほど強くなる酔拳だが、泥酔するフェイホンの身を案じ父は酔拳を禁止した。
フェイホンは父に謝罪し禁酒を誓う。
しばらくしてフク・マンケイが訪ねてくる。
彼は英国に奪われた数々の中国の国宝を取り戻そうとしており、玉璽もその1つだった。
フェイホンも協力することになったが、2人は悪漢たちに襲撃されフク・マンケイは命を落としてしまう。
フェイホンたちはイギリス領事館が運営する地元の製鉄所が、国宝を国外に持ち出そうとする隠れ蓑だったことを突き止める。
こうして彼らは製鉄所へ乗り込み最後の戦いに挑む。
この最終決戦でジャッキー演じるフェイホンと、ケネス・ローが演じるイギリス領事の手下との激闘が繰り広げられる。
この戦いは、さしものフェイホンも劣勢に陥る。
彼は禁酒を誓っていたので酒がなく、咄嗟にその場にあった工業用アルコールを飲んで本領を発揮した。
そして最終的には敵を打ち倒しハッピーエンド。
と、なったのは実は日本ほか海外で公開された国際バージョンの終わり方。
実は香港公開バージョンではその後、フェイホンは工業用アルコールを飲みすぎた影響で失明し気がふれて廃人になってしまうバッドエンドとなっている。
これは前作「ドランクモンキー 酔拳」はヒットしたものの、香港では飲酒と暴力を助長するような風潮があったらしい。
そこでジャッキーは、「酔拳2」では禁酒をテーマにしたお話にしたとのこと。
過度の飲酒が悪影響を及ぼす警鐘として、このような終わりかたになったそうだ。
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