アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場
2016年
イギリス
英国軍と、ソマリアのテロリストとの戦いを描いたサスペンス作品。
ドローン爆撃機を用いたその戦いは、基地内部の指令室で行われる。
現地に兵士が誰ひとりいない、最も安全な戦場とされる。
イギリスの名優アラン・リックマンの遺作となった。
あらすじ
英国軍のパウエル大佐は、ソマリアの過激派テロリストの要人を6年追っていた。
その潜伏先をケニアの首都ナイロビの屋敷に突き止めた大佐は、現地に制圧部隊を送り込む。
この作戦は米軍と共同で行われ、ロンドンの英軍基地でパウエル大佐が指揮していた。
しかし要人が車に乗って移動し、テロリストの支配する危険エリアに入った為に追跡を断念する。
そこでパウエル大佐は、ケニア人の現地工作員を潜入させる指令を出した。
するとテロリストのアジト内では、自爆テロの準備をしていることが判明する。
大佐はただちにドローン爆撃機による攻撃を、上官であるベンソン中将に進言する。
しかしターゲットとなるテロリストのアジト周辺には民間人も住んでおり、今まさに少女が通りの前でパン売りをしていたのだ。
政府会議室に集まったベンソン中将ほか各省庁の大臣たちは、少女を巻き込んでも攻撃を行うかどうかの議論を始める・・・
ネタバレ!
今ここで見逃すと、自爆テロで80人の犠牲者が出るやもしれない。
しかしたった1人であろうと、無実の民間人を巻き込む可能性のある攻撃は許されない。
そうした議論を政治家達がしている間にも、時間は刻々と過ぎてゆく。
パウエル大佐やベンソン中将など、軍人たちは攻撃を主張する。
しかし政府大臣たちはなかなか合意しない。
いったいどうなるのか?、観ているこちら側もこのジレンマには緊張が走る。
最終的には、少女が巻き込まれる予測損害率が45%になった時点で爆撃が実行される。
結果、少女は巻き込まれ死亡する。
ある大臣は、
「安全な会議室の椅子で行われた、史上最低な作戦だった」
と非難する。
しかしベンソン中将は、
「これまで自爆テロ直後の現場に5度立ち会った、戦争の代償を知らない兵士などいない」
と返し映画は静かに終わる。
0コメント