バーバー
2001年
アメリカ
理髪店を営む無口な男が、妻の浮気をネタに相手の男から金を巻き上げようとする。
ところが事態は思わぬ方向に転がり始め、やがて運命が破綻を迎えるサスペンス作品。
犯罪事件とブラックユーモアを交えた、コーエン兄弟監督作品。
全編モノクロ映像。
あらすじ
1949年、サンタローザで小さな理髪店を営むエドは無口な男。
デパートに務める妻ドリスが、社長のデイブと浮気をしていることも薄々感づいている。
しかし妻を愛するエドはそれも黙っていた。
ある日、理髪店に訪れた客クレイトンが、ドライクリーニング事業の投資話を持ちかけてくる。
興味を持ったエドは、その費用1万ドルを浮気相手の社長デイブに払わせようと匿名の脅迫状を送る・・・
ネタバレ!
首尾よく社長のデイブから1万ドルを手に入れたエド。
しかし後日、エドはデイブに呼び出しされる。
デイブの元へ行くと、彼は投資話を持ち掛けてきた詐欺師のクレイトンを脅し、真相をすべて知ったという。
逆上するデイブに襲われれ、エドはとっさにナイフで反撃しデイブを殺害してしまう。
翌日、エドの自宅に警察が来る。
しかし容疑者として連行されたのは、浮気していた妻のドリスだった。
エドは弁護士を雇って妻の無実を晴らそうとする。
だがドリスは獄中で首を吊って自死を遂げてしまった。
また数日が経ったころ、突然エドが警察によって逮捕される。
詐欺師クレイトンの遺体が見つかり、その殺害容疑がエドにかかったのだ。
実はクレイトンはデイブによって殺害されていたのだが、今度はエドが容疑者となる。
そしてエドは有罪となり電気椅子へ送られる。
彼はいつものように無口のまま、運命を受け入れた。
お語はサスペンスでも劇的に描かれているのではなく、淡々と続く。
その中でエドはまるで感情が欠落したかのような素振りで、どこか現実離れした雰囲気をかもし出す。
なんとも味のある作品。
エドは無口だけあって台詞が少ないが、顔のちょっとした表情や仕草で気持ちが伝わってくる。
全編通して、このエドを演じるビリー・ボブ・ソーントンの演技ぶりに感心する。
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