バッド・ジーニアス 危険な天才たち

2017年

タイ


成績優秀の女子高生が、同級生たちを試験に合格させるカンニングビジネスに挑むスリラー映画。

中国で実際に行われたカンニング事件を題材にしており、タイで大ヒットした作品。

アジア各国でも公開され、ハリウッドでリメイクもされた。


あらすじ

家庭は貧しいが成績優秀なリンは、奨学特待生として名門校に転入学する。

彼女はここで同級生のグレースと親しくなった。

グレースは成績不振だったので、リンが勉強を教えることに。

しかし試験では、リンは思わずグレースのカンニングを手伝ってしまう。


グレースからは感謝され、リンはグレースの彼氏で富豪の息子の家に招かれる。

そこで彼ら富裕層の同級生たちに、カンニングビジネスを持ちかけられた。

最初はためらうリンだったが、自分の為に父親が苦心して学校に賄賂を渡していること知り、彼らに協力することに・・・


ストーリー     ★★★

映像        ★★★

キャスト      ★★★

ハラハラドキドキ度 ★★★★


ネタバレ!

リンはピアノの鍵盤の要領で机を叩き、合図で答えを教えるカンニングを行う。

こうして多額の報酬を得た彼女だったが、やがては真面目な同級生に密告されてしまった。

リンは退学にこそならなかったものの、奨学特待生の資格を失ってしまう。


進退きわまったリンは、新たなカンニングビジネスを引き受けることに。

それはアメリカ大学の全世界共通試験で、時差を利用したカンニングだった。

試験は世界同時刻に行われるが、時差の都合でオーストラリアが最も早く開始される。

そこでリンはオーストラリアで試験を受け、その解答を記憶して休憩時間にスマホでタイに送信するというものだった。


度重なる危機に見舞われながらも、リンはこのカンニングを成功に導く。

しかし罪の意識を感じた彼女は、結局報酬を受け取らなかった。

そして最後は涙ながらに父親に告白し、謝罪するところで映画は終わる。



最後リンはどうして金を受け取らず、告白をしたのだろうか。

自分たちが不正をすることで、真面目に努力をしている者が機会を失ってしまうことに気づいたからだろうか。

ただ本作は結局金持ちばかりがいい思いをして、貧乏人は報われない、という社会の構図が浮き彫りになったままだ。

誰も幸せにならず、釈然としないままなのは残念なところだ。

君蔵さんの映画日記

君蔵さんが日々観た映画の感想を思いのままに綴る日記。 高慢と偏見による映画レビューです。 あしからずご了承ください。 また映画のキャストや、俳優のプロフィール等の情報は完全なものではありません。

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