ダブル・ビジョン
2002年
台湾・香港
原題は「双瞳」。
台湾で道教思想に基づいた、猟奇的な連続殺人事件が発生する。
台湾刑事とFBI捜査官が協力して事件解決に挑む、サスペンス・スリラー作品。
双瞳とは、一つの目に二つの瞳を持つ道教の超人。
双瞳は五つの地獄に悪人を送り込むと、不老不死を得ると伝わる。
猟奇事件の犯人を追いながらも、主人公の内面的な人間ドラマも描かれ幻想的なシーンも多い。
それだけにとにかく難解な映画。
ハリウッド映画の「セブン」のような映画だと思って観る人は覚悟してください。
あらすじ
台北で不可解な連続殺人事件が発生する。
最初の被害者は、冷房の切られている真夏のオフィスで凍死していた。
次の被害者は、燃えてもいない自宅の部屋で焼死体にて発見される。
第三の被害者は腹部を切り裂かれ、内臓を取り出し再び腹部に戻されていた。
原因不明のこの事件に、台湾の国際科刑事とFBIより派遣された捜査官が事件解明に挑んだ。
彼らは一連の事件が、道教の思想に基づいて行われていることに気づく。
(双瞳が悪人を送る5つの地獄のうち、氷地獄・火炎地獄・腹裂き地獄)
彼らは残る2つの地獄(心臓抜き地獄、舌抜き地獄)の殺人が起こることを予測し、事件の真相に迫ってゆく・・・
ネタバレ!
お話の展開はスゴく期待を膨らませる。
しかし途中から主人公であるホアンの、内面を描くドラマパートに重点が置かれ始まる。
彼は闇をかかえているのだが、その話が長く捜査が全然進まなくてちょっとイライラする。
そして最後は何のこっちゃワカラナイ!
いちおうは、事件の黒幕は道教思想を実現しようとするカルト教団の仕業。
不可解な殺人は、未知のカビ菌による幻覚と症状によるもの。
というところに辿り着き、事件は解決したかのよう見える。
ところが教団のリーダーだった双瞳の少女が登場し、お話がますますオカルトチックに混乱する。
相棒のケビンも、舌を抜かれて死んでしまう衝撃の展開。
主人公のホアンも幻覚の果てに命を落とすが、最後は生き返って一件落着。
?が付いたまま映画は終わってしまう。
結末がスッキリしないという点では、「セブン」と同じかもネ。
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