山の郵便配達
1999年
中国
原題は「那山、那人、那狗」。
意味は「あの山、あの人、あの犬」。
中国の山岳地方で働く郵便配達員のお話。
日本の公開当時、ミニシアター系の上映作品の中ではその年で最もヒットしたとされる秀作です。
中国映画の中では私が一番オススメする、感動の作品です。
あらすじ
80年代初頭の中国湖南省。
車も走ることが出来ない険しい山岳地帯。
ここでは1人の郵便配達員が、2泊3日をかけて山道を歩き手紙を届けていた。
この日、何十年と続けたこの仕事を息子へと引き継ぐ為に、父は息子と友に最後の配達に出かける。
初めて一緒に旅をする、山の郵便配達。
ふたりの目前には、緑深く、美しい大自然が待ち構えていた・・・
ネタバレ!
父と子の、親子の絆が描かれているお話。
父親が息子に背負われて河を渡るシーンは涙を誘う。
私も公開当時にこの作品を観た時は、老いた父親を思い出しました。
昔はあんなに大きく見えた父親が、ふと見ると凄く小さく、そして老けていた。
そして父が亡き今、こんどは自分の息子がいつか私を背負う日が来るかもと想像すると今から涙が出ます。
それとなんといっても大自然が美しい。
特に山の民族の若い娘が、夕日を背景に登場するシーンを劇場で観たときは心を撃ち抜かれました。
そして映画の最後。
配達から帰ってきた2人を、母親が街の入り口で待っている。
ここで回想シーンが挿入され、父の帰りをひとりで待つ母が映し出される。
その次には赤ん坊を抱いて待つ母、子どもと手をつないで待つ母、そして大きくなった息子と迎える母。
まさに感動の嵐です。
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