アパートの鍵貸します
1960年
アメリカ
自分が住むアパートの部屋を、会社の上役たちに情事の場として貸している独身サラリーマンのラブロマンス作品。
昔のモノクロ映画だけど、古臭さが無くむしろ新鮮にも感じる。
そしてシャーリー・マクレーンの魅力に心奪われる。
今観ても全然色あせない名作。
あらすじ
ニューヨークの大手保険会社に勤める独身の平社員バクスターは、オフィスから近いアパートに住んでいた。
彼は自分の部屋を、部課長連中が愛人と密会する場所として提供していた。
そんなバクスターが想いを寄せているのは、エレベーターガールのフランだった。
ある日、バクスターは人事部長に呼び出され、部長にもアパートの鍵を貸すことになる。
そのお陰で課長補佐に出世でき、浮かれるバクスター。
しかしその部長の逢瀬の相手は、よりによって想いを寄せているフランだった・・・
ネタバレ!
フランが部長の愛人だったことにバクスターはショックを受け、酒場で酔いつぶれる。
でもそんなフランも、妻子のいる部長とは一緒にはなれずただの愛人であることに気落ちする。
バクスターがアパートに帰ると、フランが大量の睡眠薬を飲んで自殺を計りベッドで寝ていた。
慌てて彼女を介抱するバクスター。
隣人の医師の助けもあって、フランは一命を取り留める。
フランが回復するまで、献身的に看病をするバクスターに彼女も感謝する。
それでもバクスターが会社へ出社すると、部長は離婚してなおもアパートの鍵を要求してきた。
とうとう彼は怒り、辞職して会社を辞める。
アパートを出て引っ越そうとしているバクスターのもとに、フランが訪ねてくる。
バグスターは彼女に愛を告白し、フランが微笑んだところで映画は終わる。
この映画のいいところは、レトロな雰囲気が新鮮に映るところなのネ。
まずバクスターの務める保険会社が、とてつもなく人が多い。
フロアにいったい何人いるんだと思うくらい、人がひしめき合っている。
そして皆がコートと帽子をかけるのでポールハンガーもメッチャ多い。
たしかに昔の時代はこんなんだったろう。
デスクの上の電子計算機はデカイし、黒電話に回転式の電話帳。
「ホワイトカラーは今にコンピューターに仕事を奪われる」なんてその通りですね。
エレベーターガールなんてのも、今はもう見かけない。
アパートに戻れば、懐かしのレコード。
電子レンジなんてものは無く、マッチで着火するオーブンレンジ。
温めてすぐに食べれるレトルト食品はこの時代からあったんですね。
テニスラケットで湯切りするのは語り継がれる名シーンです。
時代は移り変わっても、変わらないのが男女の仲。
時にはひやっと、そしてほろっと、最後はにやっとしてしまう、そんな楽しい思いができる素敵な映画です。
機会があれば観てもソンは無い、ぜひオススメの1本です。
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